エージェント契約とマネージメント契約の違いとは、個人事務所との契約か個人との契約になるのかの違いで、出演料などの割合などが大きな違いです。
最近では、不祥事や謹慎処分を受けた芸能人が所属事務所を退社して、個人事務所を設立し、エージェント契約を結ぶ芸能人が増えています。
そこで今回は吉本興業とエージェント契約とは?有名人では誰がしてるの!をお伝えしたいと思います。
目次
エージェント契約も3月末で終了「加藤浩二の乱」
極楽とんぼの加藤浩二さんが3月末で所属事務所である吉本興業との専属エージェント契約を終了するこが明らかになりました。
そもそも加藤浩次さんが吉本興業とエージェント契約を結んだのは、雨上がり決死隊の宮迫博之さんや、ロンドンブーツの田村亮さんらが起こした闇営業問題の不祥事で事務所をクビになった際、当時所属していた吉本興行の対応を自身がMCを務めている「スッキリ」で批判し、退所宣言をしたことが発端となっています。
批判し失言した後すぐに妻のカオリさんが代表取締役を務める個人事務所「加藤タクシー」を設立し、吉本興行と専属エージェント契約を結んでいました。
今回3月末に契約終了となった加藤さんは、3月11日にパーソナリティを務める「アッパレやってまーす!」で、「“延長しないんで”って言われて“どひゃー”ってなった」「“NO”っていうのも違う。番組の中でそういう発言したのも僕なんで」っと語っています。
この結果を受けて、円満にエージェント契約を結ぶのは難しいのではないかという声が多く上がっているようです。
吉本興行にしてみたら、今まで会社のサポートのおかげでここまで来れたのではないかという苛立ちもあり、一種の見せしめ目的もあるのではという意見も上がっています。
ロンドンブーツ田村淳 田村亮の場合は?
ロンドンブーツの田村亮さんの起こした闇営業問題の不祥事がきっかけで、吉本興業との専属エージェント契約を結んでいる相方の田村淳さん。
不祥事を起こした田村亮さんですが、今後も芸能活動を続けていきたいという意思があったのを、相方である田村淳さんが叶えるために吉本興業とエージェント契約を結んでいます。
田村淳さんは代表取締役を務める「株式会社LONDON BOOTS」を設立しています。
淳さんは、あくまで事務所からの独立ではなく、相方である田村亮さんと吉本興業を繋ぐために設立したとSNSでコメントしています。
事務所批判した近藤春菜・友近・たむらけんじ
闇営業問題の際に事務所批判していた3人も専属エージェント契約を結んでいます。
<吉本興行の専属エージェント契約とは?>
吉本興行は、2019年8月8日に「第一回第三者委員会」(経営アドバイザリー委員会)を開催し、これまで日本の芸能界にはなかった専属エージェント契約という契約形態を導入しています。
その際、全所属タレント・芸人約6,000人と共同確認書を交付し、タレントの状況や希望を聞き契約内容を決める事が公表されました。
その際にエージェント契約した芸人には、友近さん、近藤春菜さん、たむらけんじさんなどがいます。
ハリセンボンの近藤春菜さんは、今回エージェント契約終了が明らかになった加藤さんの同調者の1人としても知られています。
その後、レギュラー出演していた「スッキリ」を降板していることから“干された”と噂されていましたが、番組降板は日本テレビと相談して決めたとしてその噂を否定していました。
一方、友近さんはマネージャーへの当たりがキツくマネージャーがころころと変わることから吉本興行からエージェント契約を勧める形で結んだとも言われています。
エージェント契約交渉中に「ギャラの配分が納得いかない」とSNSに投稿し、契約を結んだ後に「エージェント契約はプラスだらけ」「他の芸人の見本になりたい」とコメントしていたたむらけんじさんですが、今回契約終了となった加藤さんの報道を受け「怖いですね」とコメントしています。
ギャラの割合が増えるため収入は増えるでしょうが、エージェント契約はマネージメント契約と違い、それまで事務所が行っていたスケジュール管理や送迎などのマネージメントは全て自分で行う事になりますが、自由にマネジメントが出来るようになるため、自由度が上がり対等な関係になるようです。
それぞれの契約形態により、メリット・デメリットがありますが、今回契約終了となった加藤さんの件を考慮すると、今エージェント契約を結んでいるタレント・芸人たちの心中は、戦々恐々といったところでしょうね。
まとめ
最近では、吉本興業に限らず所属事務所から独立して個人事務所を設立し、エージェント契約を結んでいる芸能人が増えています。
ですが、専属のエージェント契約を結び活躍し続けるには、それなりの実績や実力を伴っていないと契約を解消した場合にメディアから消えてしまうリスクが多いようですね。
また、節税や収入を増やす分にはピッタリのエージェント契約ですが、現状では不祥事や問題をおこした芸能人が芸能活動を続ける際の抜け穴のような面が大きいように見受けらます。
エージェント契約している芸能人の今後の活躍によってはその在り方が変化する可能性もあるのかも知れませんね。
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