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問題視される東京オリンピック
開催される?東京オリンピック
コロナウイルス感染症の影響は世界各国に及びましたが、とくに2020年日本で開催予定だったオリンピックは直撃を受けました。
オリンピックは開催するまでに、多くの人が様々な環境で努力し、苦労して事象を運び、長い時間をかけ、そしてようやく悲願とさえ言われるような願いが重ねられ、日本国内でも、開催に向けて数年前から建造物を新設したり、建て替えたり、道路整備を進めたり、多くの事業が勧められていました。
そんななか、ようやっと開催しようと明けた2020年初め、世界を感染力の高いコロナウイルス感染症が蔓延するのです。
未知のウイルスに対抗する手立てもない私達人類、世界中のリスク軽減を考慮した末、苦渋の決断として東京オリンピックが延期されます。
ワクチン接種という対抗策により、2021年に東京オリンピックは延期という方向に決定したものの、罹患者は減らず、日本国内では緊急事態宣言が発表され、国内の一部の接種者は増えつつあるも、国内全域には至っていないなど、国内では東京オリンピックの開催を疑問視する声が増えつつある環境下にあります。
そんななか、2021年7月23日から8月8日まで、東京オリンピックが開催されることが決定されました。
森谷靖 知られざる闇が露呈
東京オリンピックの開催に関する問題だけではありませんでした。
コロナウイルス感染症の感染防止にためにと、国は緊急事態宣言を発し、酒類提供飲食店や大型店舗などは、その営業を制限されるようになります。
影響を受けるのは、そこで働く人々は休業となれば、その分働けませんから、給料を得られず、国内では、そうして家計が緊急事態宣言を発さなければならない家庭が増えていました。
そんななか、とある報道が報じられます。
オリンピック組織委員会の某現役職員からの告発として、1日当たり35万円という大変高額な報酬を得る人が、オリンピック運営にかかわる者に複数いるようだという内容でした。
国内で困窮する環境にある人がいるなか、たった1日で約80万円以上のお金が、ディレクターや運営統括といった特定の人に業務費として支払われるということ。
オリンピックといえば、国を挙げての事業ですから、かかる費用は税金から支給されており、困窮する人を横目に、国はこうした事業を平然と進めているということが、それを知らない多くの人に向けて告発されたということでしょう。
JOCの問題点と被害者
森谷靖突如発生したJOC職員の事件
そしてこうした内部告発の直後、2021年6月7日、都営浅草線中延駅で、人身事故が発生します。
しかもその事故の当事者は、JOC日本オリンピック委員会の現役職員であり、経理部長を務めるJOC幹部森谷氏靖氏であるという情報が浮上します。
JOC側としては、個人の問題であることもあり、一般からの問い合わせには回答していません。
また、新聞やテレビといったメディアニュースなどでも、その人身事故については、詳細が報じられることはなく、「報道操作が為されているのでは」という噂まで浮上しました。
森谷氏に関する事件性の有無
森谷靖JOCのコメントと遺書の有無
人身事故で無くなったのは日本オリンピック委員会の幹部として働いていた森谷氏でしたが、告発報道が為された直後に自死したという事象から、告発と関係があるのではとされています。
ただし、JOC日本オリンピック委員会の方から、この件に関しては一切の報道が為されていません。
経理部長という立場の彼が自死するというのは、家族も考えられないとされており、告発内容が経理に関することだったことから、その告発が関係していると考えられているのです。
JOCは、過去に東京オリンピックの招致の際の贈収賄事件の容疑が報じられた際も、その詳細を明確にしなかったことがありますが、今回の件に関しても、前回同様に詳細を明らかとせず、一切コメントしていません。
また森谷氏側に関しても、ご家族等からの公的なコメントも発表されていませんので、遺書などの存在も明らかとなっていません。
森谷靖事件の可能性はあるのか
この告発と人身事故に関して、金銭的な問題によって関連があるのではという噂も飛び交っているところですが、関係者が口を閉ざしているため、その詳細は分からないまま、加えて、その人身事故が自死ではなく、他人によって為されたものではないかという噂まで浮上しているのです。
ただ、人身事故が発生した後、警察車両や消防車両が多数駆け付け、その対応に当たっています。
人身事故が他人の介在が生じている、いわゆる他殺の可能性のある事故のならば、その小さな疑問も見逃されず、適切な捜査が為されているところではあるでしょう。
また告発報道がきっかけとなり、人の命が失われたのであれば、つまりその報道が影響しているのならば、報道を制作した制作会社ないしは報道機関から何らかの説明も行われるのが誠意といえましょう。
こうした点を踏まえてみますと、制作会社も報道機関も、またJOCなどからも一切のコメントが為されていない状況にあります。
これらを考慮すれば、今は捜査段階にあって詳細を明らかとできない状況にある、もしくは明らかとすることがないという状況にあることは確かなようです。
森谷靖今後の展開はどうなる
JOC経理部長の森谷氏が亡くなったこととは事実のようです。
今のところは、その件と告発内容、そして1日当たりの総額驚くべき金額の支払となっている事業との関係性は、闇に閉ざされています。
ただ、JOCが行う事業の中には、誰かが告発しなければならないような状態にある、それだけの問題点があるということは事実のようで、そしてその担当者が自死を選んだのですから、常識的に考えてみても、行われていることは尋常ではないということではないでしょうか。
つまり告発されたJOC日本オリンピック委員会にその問題があるのなら、その運営経費に関して、重大な問題がある可能性を踏まえて再検討する必要も必至だと考えるべきでしょう。
この点は、様々なメディア記事などでも浮上しているところですが、現時点まで、この点に関しての公的なコメントは一切為されていないところです。
オリンピックといえば、多くのアスリートが長い時間、自身の錬磨を続け、辛く苦しい道のりを歩み、やっと手に入れることのできる名誉ある競技の場です。
多くのアスリートがその地を目指し、まさに血のにじむような努力を続け、辛酸を舐める苦しみを味わい、挫折と努力を重ね、それでもほんの一握りのアスリートしか得ることが出来ない憧れの場所で、東京オリンピックを招致するために、沢山の人が本当にいろんなところで、様々な努力を重ねました。
贈収賄事件という悲しいエピソードも報じられたものの、多くの人は誠意ある対応で、真面目に招致活動に取り組んできた結果、開催に至ることが出来たのです。
様々な闇が露呈し、その開催に関しての是非が声高に叫ばれつつありますが、今のところは、東京オリンピックは予定通り開催され、アスリート達は出場できる環境にあるようですから、とりあえず開催という実を結ぶことにはなりました。
しかしそこにはいまだ、多くの闇と謎、そして不信感が残っていることも明らかなようです。
森谷靖まとめ
告発と森谷氏との関係は、今なお噂にしかすぎません。
しかし、実際に告発されたとおりの経費が使われているのであれば、国民からの理解を得ることは難しいでしょうし、そんな大会が今後、国内で再度開催される可能性も低くなってしまうでしょう。
国内がコロナウイルス感染症で大きな打撃を受けている中ですから、税金が大量に使われているのならば、それは単にJOCだけの問題とも言い切れないところでもあります。
なにより、自死を選ばざるを得なかった職員がいたという事実を受け止める勇気、そして問題点を是正する勇気のある組織というのは、必然的に多くの人が応援したくなる組織ではないでしょうか。
「今さえよければそれでいい」では、誰も応援せず、正しい結果を得られないことは、多くのアスリート達もきっとご存じのはずです。
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