新型コロナウィルスの変異株によって、日々患者数が増える一方の大阪府。
これを止めるために「まん延防止措置」を発令していましたが、全く効果を成さず、この20日午後にも大阪府の吉村知事が国に対し「緊急事態宣言」の要請を行いました。
今後、実際に緊急事態宣言が出来のかは判断の待たれるところですが、仮に発令されたとしても現在の感染の動きを止めるのは難しいと言われています。
今回は緊急事態宣言でオンライン授業の時間割や内容は!などの情報をお届けしていきます。
大阪府が「緊急事態宣言発令」を国に要請
大阪府の新型コロナウィルス変異株の感染流行が止まらない状況が続いています。
この4月20日、この新型コロナウィルス変異株禍を受け、大阪府の吉村知事は国に3度目の「緊急事態宣言」の発令を要請しました。
これに対し、街では色々な声が上っているようです。
大阪府の吉村知事は緊急事態宣言が出た場合、飲食店の他にテーマパークや百貨店などにも休業要請を行い、これまでの緊急事態宣言時よりもはるかに大規模に人の流れを止めたいという考えのようです。
「みんな店が閉まっちゃうと、何か意識の中で落ち込むっていうか、それが困る」
「やむを得ないし、そうした方が良いと思いますね。仕方がないんじゃないでしょうか」
「宣言を出しても意味がないと思いますね。これだけ広がってて。ワクチンとかそっちを急いだほうがいいかな」
「当然じゃないですか、電車もストップして欲しい」
「去年に続いて非常に悲しい。お店や人の往来の要請よりも厳しくなると思うので、きついんですけど仕方ないかなという思いでいます」
「緊急事態宣言をこまめに繰り返すだけで本当にいいのかなとかなり疑問を持っているので、本当に抑えようと思うんだったら一気にやらないといけないのかなと思う」
このように賛否様々といったところです。
また各商業施設の反応を見てみると・・・・。
高島屋では「現時点で決まっていることはなく、状況を注視して対応を検討したい」とし、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは「どのように対応するかは政府の発表次第」とコメントしています。
ですが、これからゴールデンウィークという矢先での緊急事態宣言要請に多くの商業施設では困惑と混乱が起きているようです。
緊急事態宣言が出されることになれば、体力のない企業は今度こそ経営を維持出来なくなる可能性も高く、政府や自治体がどんな救済策を講じるのかも注視したいところです。
オンライン授業の時間割や内容はどうなる?
新型コロナウィルス変異株の感染拡大により、緊急事態宣言が発令された場合、気になるところは小、中、高、大学などの授業についてです。
昨年、緊急事態宣言が発令された時には、学校は軒並み休校ということになりましたが、授業の遅れの問題が噴出し、対応を迫られていました。
大阪府は2021年4月14日、新型コロナウィルス感染拡大防止に向け、小学校、中学校、高等学校、支援学校は「部活動を原則休止」、大学などは原則オンライン授業とし、学生の部およびサークル活動などを自粛するように要請した。
この要請は4月14日に行われた大阪府新型コロナウィルス対策本部会議で話し合われたものです。
府民、大学等、小学校、中学校、高等学校、支援学校、政財界に向けて、まん延防止重点措置期間における緊急のお願いをしています。
大学などには授業は原則オンラインとするように要請していますが、これが困難な場合はクラスを分割した授業や大教室の活用などにより密を避けるよう求めています。
小学校、中学校、高等学校、支援学校などには部活動のみ休止を要請し、授業は現状通り行うとしていました。
しかし、これは「まん延防止等重点措置」によるもので、今回国に要請した緊急事態宣言が発令されれば、これまでの状況は一変します。
実際にオンライン授業は可能なのか?
では、実際のところ大阪府の学校を一斉に休校、その上でオンライン授業を行うということは可能なのでしょうか。
まず大きな問題として、家庭にインターネット環境が揃っているとは限らないことです。
新型コロナウィルス禍で、世帯ごとに困窮している状況で、月額5千円~1万円のネット代金を支払い、しかも取り付けに1万円以上かかってしまうネット環境完備は現実的ではありません。
また、どの家庭にもインターネットを行える機械を所持しているとは限らず、こうした諸々の整備をどうするのか、そうしたことを明確にしない限り、全校休校、オンライン授業に切り替えと号令1つで出来ることではないでしょう。
インターネット媒体としてタブレットを配布している学校もあるようですが、教育対象者となる学生全体に行き渡るにはまだまだ時間がかかりそうです。
オンライン授業まとめ
今回は緊急事態宣言でオンライン授業の時間割や内容は!などの情報をお届けしました。
新型コロナウィルスが感染拡大し始めてから、約1年強経過しましたが、ウィルスの猛威は収まるどころか、変異し強力になって世の中に広がっています。
人の行き来を少なくするために、仕事を失う人も多い中、子供の教育という面における弊害が続いています。
感染拡大が最も多い大阪府ですが、3回目の緊急事態宣言を国に要請しました。
この要請が通れば、仕事、学業共に更に停滞してしまうことは間違いありません。
今後、どういった展開を見せるのか、注視していきたいところですね。
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