大阪休業要請で小・中学校や百貨店はゴールデンウイークまで休みになるの!!

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4月14日に大阪府の吉村洋文知事は、大阪府の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて府内の小学校、中学校、高校の部活動を原則自粛を要請することを発表しました。

6日連続で新規感染者数が1,000人台超えを記録する中、未だに『まん延防止等重点措置』の適用のみで緊急事態宣言は発表されていません。

専門家らが一刻も早い対策をする必要があると指摘する中で、亀のような対応に非難の声が続出しています。

6日連続1,000人超え!大阪休業要請ロックダウンの可能性も!?

大阪府は、4月13日に初めて新規感染者数が1,000人超えし、14日には前日を上回り1,130人を記録しています。

また、16日には過去最多となる1,209人を記録していましたが、18日には1日の感染者数が1,220人と過去最多記録を更新して、6日連続で1,000人超えを記録しています。

すでに16日時点で軽症・中等症向けの病院で治療を続けている人の数も合わせると重症者は274人と重症病床使用率は100%を超えています。

府内の医療機関3か所はコロナ重症患者に対応するために重篤なケガや病気の急患に対応する3次救急を一部制限しており、感染状況を分析している京都大学教授の西浦博さんは、4月26日頃までには重症者の数は400人を超えると予想しています。

16日には「今は人流、人と人との接触を落としていくことが非常に重要」と大阪の番組に出演した大阪府の吉村洋文知事は不要不急の外出自粛や在宅勤務を呼び掛けています。

全国に先駆けて今月5日に「まん延防止等重点措置」を適用され、大阪府内の飲食店に営業時間の短縮を要請している大阪府ですが、6日連続で新規感染者数が1,000人超え、日々感染者数の記録を更新しており、感染者数拡大に歯止めがかからない状態です。

実質、重症病床使用率100%超えて医療体制も危機に直面し、重点措置も効果なしという現状で一刻も早い対策が必要な状況にもかかわらず、未だに緊急事態宣言も出されていません。

感染力や進行度が2倍の変異ウイルスの脅威

これだけ感染拡大が早く続いているのは、関西では新規感染者数の8割以上、首都圏で5割が変異株であると厚労省のアドバイザリーボードは分析結果を14日に報告しました。

また、厚労省によると感染力の強い変異株が46都道府県で確認されています。

西武学園医学技術専門学校東京校の中原英臣校長は、

「変異株が先に流行した大阪で感染者の急増と医療崩壊を目のあたりにしている割には、国や都から危機感は感じられません。

ズルズルと『まん延防止等重点措置』を追加しても効果はない。

1年前の緊急事態宣言の時のように、いったん人出が激減する状況をつくらないと収まらない。

例えば、プロ野球や大相撲を中止するくらいインパクトのある強いアクションが必要です。」

引用元:https://news.yahoo.co.jp/

重症化させやすいリスクがあり、感染力の強さで感染拡大している大阪府は「N501Y」変異ウイルスが流行しているようです。

このN501Yウイルスは、昨年12月に感染者急増のイギリスで報告された変異ウイルスで、「イギリス型」と言われています。

日本で見つかった変異ウイルスは「N501Y」変異なしと「E484K」変異がある変異ウイルスです。

WHOによると、変異ウイルスは従来のウイルスに比べて最大1.7倍程度感染力が高いとされており、従来のウイルスに感染した患者より入院期間が3・4日以上延び、抗体ができるのが遅くなっているそうです。

専門家によると、変異ウイルスも従来型と対策は同じで、マスク着用、手洗い、3密回避などの基本的な対策を地道に続けることこそが重要だと話しています。

大阪府と大阪市で対応が分かれる休校要請

14日に定例会見を行った大阪府の吉村洋文知事は、部活動でクラスター(感染者集団)が発生していることを受けて、府内の小中高校に「部活動の原則自粛」の要請を『まん延防止等重点措置』の期限である5月5日まで検討していることを発表しました。

●小学校・中学校・高等学校・支援学校

平常授業を継続し、部活動は原則休止

●大学等

授業は原則オンラインとし、困難な場合はクラスを分割した授業や大教室の活用等により密の回避、部活動の自粛の徹底

15日時点で府内にある府立学校のうち17の高校や支援学校が休校している状況のようです。

大阪市は、4月3日に大阪市は市立の小中学校と幼稚園を今月8日から19日まで休校にしています。

●四貫島小学校…4月15日に児童1名感染…4月16日から19日休校(月曜以降は決まり次第お知らせ)

●姫島幼稚園…4月15日に幼児1名感染…4月16日から19日休校(同様)

●墨江丘中学校4月15日に生徒1名感染…4月16日から19日休校(同様)

●城東中学校…4月15日に生徒1名感染…4月16日から19日休校(同様)

●阪南中学校…4月15日に教職員1名感染…4月16日から19日休校(同様)

●常盤小学校…4月15日に児童1名感染…4月16日から19日休校(同様)

●東都島小学校…4月14日に児童1名感染…4月15日休校(16日より再開)

●咲くやこの花高等・中学校…4月14日に生徒1名感染…4月15日から18日休校(19日より再開)

●緑中学校…4月14日に生徒1名感染…4月15日休校(16日より再開)

●淀商業高等学校…4月13日に生徒1名感染…4月14日休校(15日より再開)

●大空小学校…4月13日に教職員1名感染…4月14日休校(15日より再開)

●大宮小学校…4月13日に児童3名感染…4月14日・15日休校(16日より再開)

●大開小学校…4月13日に児童1名感染…4月14日・15日休校(16日より再開)4月11日に教職員1名感染…4月12日休校(13日より再開)

●玉川小学校…4月12日に児童1名感染…4月13日・14日休校(15日より再開)」

引用元:https://www.city.osaka.lg.jp/

まとめ

6日連続で新規感染者数が1,000人台超えし、感染拡大が続いている大阪府。

一刻も早い緊急事態宣言が必要だと言われている大阪府ですが、未だに『まん延防止等重点措置』のみの適用です。

感染力の高い変異ウイルスの拡大で、大阪府だけではなく、関西地方に首都圏とまだまだ感染者の数を更新していきそうな状況にも関わらずにまん延防止等重点措置でひたすら様子見している政府には非難の声が多く上がっています。

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