松崎 綾子日本画

攻防

攻防

日本画/岩絵具、アクリル、その他顔料、綿布、パネル 91×91cm 2017年


柘榴の庭

柘榴の庭

日本画/岩絵具、アクリル、その他顔料、綿布、パネル 80.3×100cm 2016年


秘伝豆の頃

秘伝豆の頃

日本画/岩絵具、アクリル、その他顔料、綿布、パネル 53×53cm 2016年


PROFILE

1983年
千葉県生まれ
2010年
東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース 卒業
2012年
東北芸術工科大学大学院修士課程芸術工学研究科芸術文化専攻日本画領域 修了
2016年
新進芸術家育成交流作品展 FINE ART / UNIVERSITY SELECTION 2016-2017 優秀作品賞(茨城県つくば美術館)
2016年
個展「木をみて森をおもう」(画廊くにまつ青山/東京)
2015年
個展「松崎綾子日本画展―花泥棒の庭II」(銀座三越/東京)
2015年
Art Award Next III
2014年
個展「アマツ、クニツ」(画廊くにまつ青山/東京)
2011年
第5回トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞展(豊橋市美術博物館)

ARTIST STATEMENT

田畑に囲まれた地に住みはじめて、水や太陽が、米や野菜を育てている事を実感しています。人の手で育てられた食物が体内に取り込まれるのを感じ、泥や虫ですら人間を育む世界の一部分なのだと思えるようになりました。
しかし家の裏の野菜栽培は、害虫との戦いです。虫たちが自然の一部だと感じる一方で、育てた野菜につく虫はやはり敵なのです。成長した青虫を潰す感触は忘れることができません。指先で動く生命を潰すリアルな感触は、生命を維持するために、別の命を犠牲にしている事実を私に突きつけます。
私が描く古い箱や置物は、元所有者にとって不要になったものたちです。オブジェは地元でとれた廃材や枝でできています。古くなったものや時代遅れに見えるもの、野菜の成長を妨げる虫の存在。どれもリアルな手触りと、「価値」の流動性と転換の可能性を感じるものです。価値の転換とは新しい価値観の獲得です。見たくない現実に直面することもあるかもしれません。それでも、古いものを掘り起こし、新しい価値観を見つけることを続けていかなければなりません。
私が生み出す作品が、時代を映す絵画の持つ可能性についての考察となることを願っています。

新進芸術家育成交流作品展 FINE ART / UNIVERSITY SELECTION 2016‐2017 出品作品はこちら
出品作家ページに戻る